カーコーティングは、愛車をきれいな状態で維持するうえで欠かせない存在です。バイクに関しても同様であり、施工車と未施工車では美しさやお手入れのしやすさが全く異なります。
バイクは、エンジン・ホイール・マフラーなど部品がむき出しになっていることもあり、施工が難しいため、専門店での施工が一般的です。専門店での施工を検討しているものの「費用がどれくらいなのか、本当に必要なのか」と、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、数多くのバイクコーティング実績のあるプロが、施工の必要性や施工費用について解説していきます。最強と言っても過言ではないおすすめのコーティングも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
バイクコーティングは必要？施工メリットについて
ネット上でバイクコーティングについて調べると「施工前と全く違う」「絶対にするべき」といった声がある一方で「必要か」「いらない」といった声も、少なからず見受けられます。
「なんとなくコーティングのイメージはできるものの、具体的な施工メリットまでは分からない」という方もいるでしょう。バイクコーティング施工の主なメリットは以下の通りです。
・防汚性能によりボディが汚れにくくなる
・撥水性能によりお手入れがかなり楽になる
・強固な被膜により拭き傷などがつきにくくなる
・深みのある艶が生まれる
・錆防止効果もある
バイクコーティング施工後、どのような効果が得られるのか、実際に施工した人の声も交えながら解説していきます。
防汚性能によりボディが汚れにくくなる
コーティングは、徹底した下地処理により下地を整えたあとに溶剤を塗布することで、表面に強固な被膜を形成させます。被膜は強く水を弾き、防汚性能に優れているため、ボディが汚れにくくなります。
| コーティング施工の有無 | バイクの汚れやすさ |
| コーティング未施工車 | ボディ表面に汚れが固着し、雨水と混ざることで細かい隙間まで汚れが入り込んでしまう。汚れが乾くとさらに固着し、シミなどの原因にもなる。 |
| コーティング施工車 | ボディ表面に汚れが固着しづらく、ちょっとした雨水で流れ落ちていく。汚れが残らないため常にきれいな状態を保ちやすくなる。 |
コーティングは、ちょっとした雨水でも汚れを洗い流せる「セルフクリーニング性能」に優れており、ボディをきれいな状態で保ちやすくなります。
撥水性能によりお手入れがかなり楽になる
前述の通り、コーティングを施工すると強い撥水力が備わるため、汚れの固着を防げます。これにより、強めに水をかけるだけでほとんどの汚れを洗い流せるようになるため、お手入れが楽になります。
特にバイクの場合は、エンジンやチェーンなど形状が複雑で洗いにくい箇所が多いため、施工車と未施工車ではお手入れのしやすさに大きな違いがあります。
ちなみに、バイクコーティングではお店にもよりますが、基本的にチェーンやエンジン、マフラーといった細かい隙間がある箇所までスプレーガンを使用してコーティングを施工します。
強固な被膜により拭き傷などがつきにくくなる
コーティング被膜は非常に強固であり、未施工車と比べて拭き傷などが入りにくくなります。これによりボディ全体のくすみを予防できます。エアブロー（ブロワー）を使用すれば、洗車後にウエスでボディを拭くことなく水気を飛ばすことも可能です。
撥水効果により、ブロワーを軽くかけるだけでも、コロコロと水が流れ落ちていきます。水分が残りにくくなるため、シミの発生も防ぎやすいと言えるでしょう。
深みのある艶が生まれる
バイクコーティングは、ただコーティング剤を塗るだけではありません。細部までしっかりと汚れを取り除いた上で、塗装面を研磨しながら傷などをなくしていきます。
下地を最高の状態に仕上げるため、下地処理作業が終わった段階でも見違えるほど美しくなります。さらにコーティング被膜を表面に形成させることにより、光が均等に反射されるようになり、深みのある美しい艶が備わります。
半信半疑で施工を依頼した結果、納車時に言葉を失うお客様も珍しくありません。
錆防止効果もある
バイクコーティングは、スプレーガンで細かい隙間までしっかりとコーティング施工するため、あらゆる箇所の錆防止にも効果を発揮します。錆の原因となりやすい鉄粉の付着も防ぎやすく、愛車をきれいな状態で保ちやすくなるでしょう。
この他にも紫外線や赤外線からボディを守ってくれるため、色あせ防止にも効果を発揮します。このように、バイクコーティングにはさまざまなメリットがあります。移動手段としてバイクを使用するうえで必須となるわけではないものの、愛車をきれいな状態で保つうえでコーティングは間違いなく必要と言えるでしょう。
バイクコーティング施工の様子は、下記動画でご覧になれます。
動画参考元：carbeauty iic｜YouTube
バイクコーティングの施工費用
バイクコーティング施工を検討するうえで気になるのが施工費用です。近年はコーティングの普及によりDIY用の商品も多数販売されています。ここでは、市販の商品を使ったDIY施工と、専門店で施工した場合でどれくらいの費用になるのか解説していきます。
市販の商品でDIY施工する場合
バイクコーティングのDIY用商品は、含まれる成分によって料金が異なるものの、2,000～12,000円ほどで購入できます。セット内容は「コーティング剤・施工用スポンジ・ウエス1枚」が基本的な内容です。
専門店のように磨かないとしても、最低限の下地処理として洗車する必要があります。洗車道具一式で2,500円かかった場合で計算すると、DIY施工にかかる費用は4,500～14,500円です。ちなみに、コーティング剤は塗装面用と樹脂部分用に分かれています。併用するとムラなどの原因になるため、注意しましょう。
コーティング専門店・カービューティーアイアイシーでは、DIY用のコーティング商品を販売しており、バイクでも使用可能です。お手入れ用商品や、メンテナンス商品もありますので、ぜひお試しください。
専門店での施工の場合
専門店での施工の場合、使用するコーティング剤の品質が高く徹底した下地処理を行う分、DIY施工よりも費用は高くなります。料金は「新車か経年車」「バイクのサイズ」で決まります。一般的なバイクコーティングの相場は8～15万円ほどです。
新車であれば、研磨作業といった下地処理が少なくなるため安くなります。お店によってはバイク全体のメニューだけでなく「タンク・フロントフェンダー・カウル」といった箇所を指定したメニューも扱っています。
専門店でのバイクコーティング施工の特徴と魅力
費用を抑えられるDIY施工と品質の高い専門店での施工、どちらにすべきか悩んでいる人もいるでしょう。専門店でのバイクコーティング施工には、以下のような特徴と魅力があります。
・コーティング経験が豊富で施工レベルが高い
・専門設備や機材を活用した施工ができる
・コーティング剤の品質が市販のものより高い
・定期的なメンテナンスで効果を長く持続させられる
優良な専門店の見分け方も交えながら、上記4つの特徴に解説していきます。
コーティング経験が豊富で施工レベルが高い
コーティング専門店は、文字通りコーティングに特化しており下地処理や溶剤の塗布に関する専門知識や経験が豊富にあります。そのため、似たような商品でも、DIY施工と専門店での施工には圧倒的な差が生まれます。
コーティング後のお手入れ方法や、イレギュラーが起きた際の対処法にも詳しく、何かしらの問題が起きた際に柔軟に対応してもらえることも魅力と言えるでしょう。
経験豊富な専門店であるかどうかは、お店のホームページにある施工事例を確認してみましょう。バイクコーティングに対応しているものの、施工事例が数件しかないようなお店には注意が必要です。実際に利用した人の口コミも参考になります。
専門設備や機材を活用した施工ができる
コーティング専門店は、高品質な施工を実現するために、設備や機材にも力を入れています。研磨機などの各種機械が備わっているのはもちろん、仕上がりに大きく影響する施工環境にも力を入れており、下地処理専用ブースとコーティング施工専用ブースが完備されています。
完全硬化させるための熱乾燥設備などを導入しているお店もあり、耐久性にも大きな差が生まれます。お店のホームページを見たり、実際にお店に行くなどして設備を確かめてみましょう。下地処理ブースとコーティング施工ブースが別々になっていないお店はおすすめしません。
コーティング剤の品質が市販のものより高い
専門店が扱っているコーティング剤は、プロ仕様のものが多く品質は最上級と言えます。DIY用商品の場合、専門知識や施工経験がない人でも気軽に試せるように、施工性を重視して作られています。
施工費用は高くなりますが、仕上がりの美しさや耐久性の高さを重視したい場合は専門店の方がおすすめです。近年の主流はガラスコーティングですが、最上級の商品として「セラミックコーティング」を扱っているお店もあります。
セラミックコーティングは、品質が非常に高い一方で施工が難しい商品です。施工実績が豊富にあるお店に依頼しましょう。
定期的なメンテナンスで効果を長く持続させられる
コーティング専門店ならではの魅力と言えるのが、メンテナンスが付いていることです。コーティング効果を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
専門店では、ボディ状況別でメンテナンスメニューを用意しており、1～3万円ほどで依頼できます。毎回再施工する必要がなく長期的なコスパにも優れています。お手入れが苦手という方にもおすすめです。
専門店の中には「メンテナンス一切不要！」「お手入れも必要なくなる！」といった過大な宣伝をしているお店もあります。コーティングの品質にかかわらず、メンテナンスやお手入れが一切不要なものは存在しません。このような宣伝をしてくるお店には注意しましょう。
最強のセラミック・バイクコート「System X」について
System Xでは、現存するコーティングの中で最上位である「セラミックコーティング」商品を提供しています。他では体感できないほどの圧倒的な仕上がりと耐久性を実感いただけます。
ここでは、System Xの特徴や施工認定店を紹介していきますので、品質最優先での施工を希望する方は、ぜひ施工をご検討ください。
System Xの特徴
System Xは、アメリカの航空宇宙産業に特化した、特殊コーティングの研究開発会社によって生み出された商品です。世界最大規模の検査・承認期間である「SGS」の認証も受けており、品質の高さから飛行機や船舶のコーティング剤としても採用されています。
ガラスコーティングとは比べ物にならないほどの被膜の厚さが特徴で、耐紫外線性・耐薬品性において高い効果を発揮します。優れた疎水性で、汚れの固着を防ぎ、セルフクリーニング性能により、キレイな状態を保ちやすくなります。
商品ラインナップとして「System X MaxG+（10年耐久）」「System X Max MF（10年耐久・マット専用）」「System X Max Pro（6年耐久）」の3種類からお選びいただけます。
System Xの施工認定店
System Xは、コーティング剤の品質だけでなく、施工技術にも力を入れています。施工店の認定では「商品提案力」と「施工技術」において、厳格な審査を実施しており、基準をクリアしたお店だけが認定店として施工できるようになります。下記店舗にてバイクコーティングをご依頼いただけます。
| system X施工認定店 | お店の紹介 |
| ・株式会社カービューティーアイアイシー 住所：千葉県市川市田尻1-3-9 TEL：047-378-9019 |
国内最高峰の設備を誇り、年間実績は1,000台以上と圧倒的な実績を誇る専門店。カーフィルムやPPFなどさまざまなメニューを提供しており、アフターメンテナンスにも力を入れている。 |
| ・カーケアグランツ 住所：香川県観音寺市大野原町中姫1121-2 TEL：0875-54-5760 |
四国エリアで最大級の設備を兼ね備えている。純水装置による洗車や遠赤外線ヒーターによる完全硬化を実現し、高い施工技術を誇る。 |
上記2店舗では、無料で店舗見学も受け付けています。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
また、System Xでは施工に関する知識がない人でも気軽に施工できる、DIY施工に特化した商品も販売していますので、ぜひお試しください。メンテナンスリキッドでありながら、コーティング未施工車への施工にも使用できます。
System Xの施工事例
ここでは、千葉県市川市にある専門店「カービューティーアイアイシ―」のバイクコーティング施工事例を紹介していきます。カービューティーアイアイシーでは、セラミックコーティングメニューとしてSystem Xを採用しており、施工設備にも力を入れています。
各作業ブースの完備、純水処理装置・熱乾燥装置の使用など、国内最高峰の設備を誇り、最上級の仕上がりと最高のバイクライフを体感いただけます。
ホンダ DAX125にSystem X MaxG＋を施工
System Xは熱にも強く、マフラーやエンジンの隅々までコーティング施工することで、熱劣化も防ぎやすくなります。通常であれば4週間ほどかかる完全硬化も、当店では遠赤外線による熱乾燥装置を使用しているため、数時間で乾燥できます。
ハスクバーナ スヴァルトピレン401にDiamond SSを施工
コーティング施工前の下地処理では、ホイールやエンジン回りなど、専用アイテムを使いながら丁寧に洗浄していきます。また、塗装部分に関しても、ポリッシャー（研磨機）を使用して細かい傷までキレイにしていくことで、最高の肌状態に仕上げていきます。
バイクコーティングの施工実績が豊富にあり、形状に合わせて丁寧に施工しますので、施工を検討している方はお気軽にお問い合わせください。下記リンクから、全ての施工事例をご覧いただけます。
カービューティーアイアイシー：バイクコーティングの施工事例はコチラ
バイクコーティングに関するよくある質問
最後はバイクコーティングに関する、3つのよくある質問に答えていきます。
・バイクコーティングは専門店で施工した方がいい？
・バイクコーティングは自分でできる？
・バイクコーティングをしない方がいいって本当？
コーティング施工を検討するうえで役立つ内容ですので、参考にしてみてください。
バイクコーティングは専門店で施工した方がいい？
バイクコーティングをするうえで品質を最重視したい方は、専門店での施工をおすすめします。専門店は施工実績が豊富にあり、設備や機材も他のお店と比べて充実しています。全ての専門店が優良店とは限らないため、お店を比較したうえで施工店を決めてみましょう。
優良な専門店の選び方は、車もバイクも同じです。下記記事で優良店を選ぶポイントについて解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。
バイクコーティングは自分でできる？
近年は、施工性が改良されたDIY用の商品も数多く販売されているため、自分でも施工できます。施工方法は商品によりますが、下地処理として洗車した後に、コーティング剤を塗布してから仕上げ拭きするのが一般的です。
研磨機なども通販で購入可能ですが、磨き作業には一定の技術と専門知識が必要です。使用する場合は、使わないパーツの一部で練習するなどして、慣れてから使用するようにしましょう。
また、完全硬化型のコーティング剤は、一度乾燥するとなかなか落とせません。拭き残しなどがあるとムラやギラツキの原因となりますので注意しましょう。中古車は特に施工が難しいため、専門店での施工をおすすめします。
バイクコーティングをしない方がいいって本当？
コーティングについてネット上で検索すると「しない方がいい」といった声も見受けられます。その理由としては、以下のような内容がありました。
・費用が高くそれだけの価値を感じない
・すぐに効果がなくなった
・模様のようなムラができて取れなくなった
・水を弾くだけで何も変わらない
この一方で「費用以上の価値がある」「仕上がりが美しく効果も長持ちしている」と、正反対の意見もあります。この理由としては、施工店の技術が大きく影響していると推測できます。
コーティングは塗れば終わりというわけではなく、徹底した下地処理や最適な施工設備が欠かせません。施工技術が低く丁寧な施工を行っていないお店では、品質の高いコーティングを体感できないため、注意が必要です。
メニューや費用だけでなく、施工店選びにも力を入れるようにしましょう。
美しい愛車とバイクライフを楽しもう
バイクコーティングは、防汚性能は撥水性能によりボディが汚れにくくなり、普段のお手入れが楽になります。拭き傷やシミも防ぎやすく、丁寧な下地処理を施すことで、美しい艶も備わります。
美しい仕上がりを体感するには、施工技術や施工設備の整ったお店での施工が必須と言えます。品質を最優先にしたい場合は専門店での施工を検討しましょう。お店を選ぶ際には施工実績が豊富にあるお店を選ぶようにします。
「初めてなのでお試し感覚で施工したい」といった場合は、DIY施工もおすすめです。コーティング商品やメンテナンスアイテムは、下記ページで販売していますので、これから揃える予定の方はぜひお試しください。
コーティングを施工して、これまでにないバイクライフを楽しんでみてください。
